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あのお店も、キラリのプロデュース

 キラリの家では、店舗プロデュースも手掛けています――06年11月、境港市竹内団地に、ジャパニーズピザの店『美空』オープン。07年2月、松江市殿町に、レストランを含むコンプレックス『蔵々』オープン――。
 店舗プロデュースにおけるキラリの家の仕事は、建築プランはもちろんのこと、店舗を成功に導くためのアイデアから、レストランであればメニュー開発など。さらには、運営に関わる根幹まで、総合的にバックアップしていきます。
 ことに店舗とは、その町のイメージを形成する大切なアイコンのひとつ。町づくり・環境づくりにまで気を配り、慎重にプロデュースすることが重要であると考えています。そこには、古き良き空間の中に、最新の技術を自由に融け込ませるという、キラリの家創り特有のコンセプトが貫かれています。

 

●キラリの事業パートナー

工房おかや木芸

キラリが創る居心地のよい住まい、
上質なレストランには、
設えられた家具や小さな日用雑器にまで、
一歩もゆずれないこだわりがあります。
その大切なひとつひとつは、
優れた伝統を生き生きと今に活かす
腕の立つ多くの職人たちの手によって、
あざやかに紡ぎ出されています。


理にかなった適材適所から生み出される
『黒柿細工』と暮しの木工芸

 工房で使われる素材について尋ねると、欅と栗、それとわずかに黒柿という答えが返ってきた。山陰の建築や道具に古来より広く重用された木である。針葉樹はほとんど使わないという。刃物や磨き、塗装、なにより木材乾燥が異なるということである。一見同じように見える木もその性質ごとに、使用される用途や加工法が違う。豊富な雨や雪どけ水が山林を育み、その実りの上に日本人の暮らしが続いてきた。
 江戸時代から大鋸(大きなのこぎり)による広葉樹の加工技術が確立されて、欅のような堅木とよばれる広葉樹が建築にも活用されるまでは生活の道具や生産の道具の材料として堅木は使われていた。こうした技術は熟練を要したこともあり、専門の職業となっていった。水車や車輪を専門に作る車大工、箱類を専門に作る指物大工、山々を回りながら轆轤でお椀を挽いたり、杓子やこね鉢を定住することなく作る木地師。

 技術が専門化する中、素材も特化する。欅は荷馬車の車輪など強さ、堅さが求められる部位に、栗は杓子や杭、屋根材、家の土台など水がかかる部位に、黒柿は箪笥や欄間、囲炉裏の縁などの装飾的な部位に活かされてきた。現代は工業製品が主で工芸品とよばれる手仕事は今では少数派ではあるが、このような木の文化から学ぶことで工房おかや木芸の暮らしの木工芸品は、理にかなった美しい生活の道具となっているように思える。
 欅の堅牢さと品格、栗の素朴で親しみやすい風合、黒柿の水墨画のような趣。人もまた自然に活かされる「日本人の原点」がここにある。 
 「素材の力なしには私たちの仕事はありません」岡氏の言葉は自然への感謝に満ちていた。

 

(株)おかや プロフィール

1952年 岡屋材木店として創業
1961年 初代岡松風は職人を指導し、木工芸品の制作を始める。
1970年 原木から素材管理・ろくろ・指物刳物・漆までの一貫した工程において手仕事のよさを維持すべく、工芸制作に専門化。
1982年 創作木芸を標榜し、有限会社おかや木芸に改め、会社設立。江戸時代から昭和の名工の作品を蒐集、研究を重ねる。
1985年 ギャラリー併設、郷土の木芸家の作品展をはじめ、現代作家の個展や企画展の活動を始める。
1987年 島根県ふるさと伝統工芸品指定、同年卓越伝統技能者表彰。
1989年 (財)クラフト・センター・ジャパンにて「島根から木の工芸クラフト」を開催。以後毎年生活提案のための新作発表を続ける。この年から百貨店、専門店で個展、企画展の活動を始め、現在に至る。
1995年 卓越工芸品表彰(斐川町)。名古屋丸善ギャラリーにて「卓彩」、ひかわ野工芸巡り(地域活動・斐川町)を始める。以後毎年開催。
1999年 株式会社に改組。
2001年 手わざの道具展(一畑百貨店)、以後毎年開催。
2004年 黒柿硯箱が天皇陛下に献上の栄を賜る。

島根県簸川郡斐川町直江町4844-1
電話0853-72-0538
(株)おかや
代表 岡英司
(社)島根県物産協会理事
(財)クラフト・センター・ジャパン理事
(社)日本クラフトデザイン協会会員

 

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