キラリの家

●キラリの家

キラリの家創り――のことお話します。

2004年9月、『さんいんキラリ』創刊。巻末にはすでに、現在も続く『キラリの家』を掲載。山陰にある優れた住宅を、写真とテキストで紹介するページです。翌年1月、『さんいんキラリ』2号発刊。この号で初めて発信した、わずか1ページのメッセージ――キラリの家創りませんか――。添えていたのは、こんなフレーズ――キラリが建築から内装・家具に至るまでプロデュースします――。キラリの家に、最初の依頼が舞い込んだのは、メッセージを発信してから約2ヶ月後、2005年3月のことでした。

撮影/渋谷 一 佐野明美
文/矢倉みゆき
デザイン/河村織恵

始まりはこんなメッセージ
キラリの家創りませんか

踏み切れずにいた家創りを、
本気にさせた幸運な出会い。
 「本誌の内容を見たとき、これなら私たちの思いが伝わるかもしれない!と感じました。けれど、キラリの家事務局(以下、事務局)に電話をするまで、とても悩みました。気後れしてしまって」と、当時を振り返るN家とキラリの出会いのきっかけは、N家の奥さまが書店で偶然手にしたという、本誌2号。特集ページでは『山陰の匠を探す』と題して、手掛けた家とともに、7人の建築家を紹介していました。
 「これまで2度、家を建ててきましたが、いずれも思いが伝わらず、残念ながら満足のいく内容ではなくて。3度目の今回が最後の家創りと思い、どなたか建築家にお願いしたいのだけれど、どんな方に依頼すべきか分からないまま、歳月を過ごしていました」と話す、N家の奥さまとお嬢さまの手元には、家創りに関する山のようなスクラップブックと、にぎやかなほど付箋の貼られた書籍が、幾冊も積み上がっていました。
 新しい家への理想や夢は幾らでもあるけれど、どう的確に表現したらいいのか分からない。そんなジレンマは、誰もが感じること。それを解消して差し上げるのも、事務局の重要な仕事です。
 

 

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